『縁距離な夫婦〜躁うつと言われた嫁との20年日記』 著者のんた丸孝さん 朝日新聞出版
この本は、漫画家ののんた丸孝さんが躁うつ病(双極性障害)の奥さんとの20年を解りやすく漫画で書いている。
わたしがこの本と出会ったのは、1年半前ぐらいだったと思う。
その頃、まだわたしは精神的に不安定な時期で、しかも3月か4月頃でサイクル的にも鬱になりやすい時期だった。
まだ、SNSも始める前だったので自分と同じ病気の人と関わったこともなかった。
鬱に関する本は『ツレがうつになりまして』など有名なものは知っていたので読んでいたのだが、
読みやすく簡単な双極性障害関連の本を探していた時に、たまたま見ていた心屋仁之助さんのブログでこの本が紹介されていて急いで買いに行ったのを覚えている。
病気になってから症状の一つかもしれないのだが、調子が悪いと難しい文章が頭に入ってこないので学術的に説明されている本は読みにくい。
役所関連の書類なんてもっての他でチンプンカンプンだ(笑)←これはいまだに苦手。
調子が悪い時のわたしでも読む事ができたのでかなり読みやすかった。
内容自体はそんなに濃いものではないが、奥さん本人に作者の方が色々話を聞いて書いてあることが内容から伺える。
同病のひとならどこか1つぐらいは、あるあると共感するような作品になっていると思う。
因にわたしは、似たような思いをしている人をこの本との出会いで初めて知ったので、共感する部分を見つけた時涙が止まらなかった。
その頃鬱状態で思っている事をうまく伝えられなかったわたしは、この本を家族にも読んでもらった。
読んで、家族がどんなことを思ったのかはわからないが読んでくれた事が嬉しかった。
その頃は鬱状態だったこともあって、自分の辛さを少しでも解って欲しかったのかもしれない。
今は、そんな事全然思わないけどね!
親子だって、別の人格だから完全に解り合う事はできない。解らないからこそコミュニケーションをとっていくものだと思う。
わたしが辛い時は理解しようと一緒に苦しまれるより、明るい顔で笑い飛ばしてくれる今のままの家族でいいと思っている。
もし、双極性障害関連の簡単な本を探している人がいたら参考になればいいなと思って紹介してみました。
こんな本が、もっと増えてくれたらいいな♪もっと読んでみたいなと思ってます♪
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