双極性障害とわたし

〜双極性障害と共にゆるく生きるわたしの記録〜

鬱状態も必要だった

 わたしの場合、

鬱で病院に行ったきっかけは、何ヶ月もソワソワして不安でたまらなかったがその現実を見ない振りをしていた。

 

次第に家でくつろぎTVを見ている時でさえ、

「家に帰りたい」とつぶやくようになってしまった。

 

それでも、わたしがんばらなきゃと踏ん張っていたのだが、

ある日突然「ポキッ」と何かが折れたように涙が止まらなくなった。

 

眠ることも出来なくなり、6時間も泣いたのは人生で後にも先にもないあの日だけだと思う。

 

そんなきっかけで、病院にかかり最初の半年は薬の影響で毎日20時間寝ていた。

 

 

 

わたしの心はお天気の様に気まぐれで、

雨が降るのに理由が無い様に落ち込むのにも理由が見つからなかったりした。

 

理由が見つかれば、問題を解決すれば良いのだろうけど、

わたしのこの小さな頭では、雨の日を晴れにする力はないのだと、

あきらめにも似た受容をして少しかっこつけたりしていた。

 

そんな日は、トランプのカードみたいに色んなストレスを並べて、

ババ抜きのように1組ずつ揃えて捨ててしまえば、

このおちょこの裏ぐらいしかない、わたしの心にも余裕が出来るんじゃないかと好きでもない掃除なんかしてみたりする。

 

それでもダメなら、徹底的に現実逃避をする。

DVDを48時間ぶっ通しで見て、情報を脳内に入れ続ける事で、不安や悲しみを感じる隙を与えない。

そして、そのうち体が限界を向かえシャットダウンしたように眠る。

 

鬱状態の頃のわたしは、

そんなことを1年半もしていた。

 

JRの改札のSuica残高表示画面が、手前に変わった事に気がついた時、

どれだけの時間わたしが立ち止まっていたかを思い知らされ、時の流れとはこんなにも早く自分を置いて行ってしまうものなのかと落胆した。

 

しかし、

その時間も決して無駄ではなく。生き方をリセットするには必要な時間であり、

苦しまずに生きるためにはどうしたら良いのか、模索する気になるためにも必要な時間だったと思う。